コロナ禍で売買相談増加中! 〈事例⑥〉金沢市中心部の部屋数の多い中古住宅。入院先からのご売却相談。大手リフォーム会社での高額なリフォーム歴もあり。だが、調査をして見ると大きな問題点が、浮かび上がってきました。

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更新日:2020/06/09

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【相談事例 ⓺】金沢駅にも比較的近い金沢市中心部にある中古住宅のご売却相談です。約55坪の土地に建つ木造2階建て、建築後38年余りを経てますが部屋数も9室と多いです。途中大手不動産会社「〇〇そっくりさん」の高額リフォームも施工しています。売主様ご本人は現在入院中であり面会が出来ません。だが、特別の事情があり早く売却したいご意向でした。電話及び当方作成資料に基づくやりとりです。早速、物件の調査に着手しました。対象物件は途中で増築をしており、気になったので金沢市の建築指導課へ出向き、増築時の「建築確認申請」の提出、及び「同検査済証」の取得をしているか?を調査しました。結果、予測通り「未提出」であり、法務局での謄本でも増築登記はされていませんでした。後日ですが、売主様はこれらの事実はある程度知っていたことが分りました。「確認」未提出及び未登記は決して、珍しいケースではありません。だが、詳細は精査して見ないと確定はできませんが、「建ペイ率」、「容積率」オーバーで「違反建築物」の可能性も捨てきれないと言うことです。「違反建築物」は、一般的な金融機関では住宅ローンがつきません。販売対策としては増築部分を取り壊し「減築」する方法もありますが、解体及び補修費が最低300万円は見込まれます。別の対策としては、「違反建築物を承知の上で現金で購入してもらえるお客様」に買っていただくかです。値段は下がります。これらを関係資料を添付して『基本調査報告書』にとりまとめてお送りしました。更に、この売主様は事情があり、「近所には内緒で売りたい」とのことです。難題がいくつか判明し、どうされるのか? ご検討を依頼しました。翌日、メールがあり「貸家にする。安くなるのはイヤ」」とのことでした。他にも貸家経営をされているとのことでした。当方「ハアー!?」です。物件の問題点の解決はもちろんですが、ご自分に不都合な要件や事実は、「小出し」される方でした。売買仲介は、売主様、買主様双方の「信頼関係」が絶対的な基本条件です。そのどちらかとの信頼関係が崩れると仲介は上手く行きません。結果、弊社ではご相談の継続をお断りしました。今回の場合、今後お話の進行に伴い、未だ見ぬ買主様に迷惑をかけ、強いてはトラブルも予測されましたので。